位置情報ルーティングと地理的近接性ルーティングの違いがよくわからないので実験してみました。
〇 位置情報ルーティング(Geolocation Routing)
位置情報ルーティングでは、ユーザーの地理的場所、つまり DNS クエリの送信元の場所に基づいて、トラフィックを処理するリソースを選択できます。
〇 地理的近接性ルーティング (Geoproximity Routing)
地理的近接性ルーティングでは、Amazon Route 53 はユーザーとリソースの地理的場所に基づいてリソースのトラフィックをルーティングします。利用可能な最も近いリソースにトラフィックをルーティングします。また、必要に応じて、「バイアス」という値を指定することによって特定のリソースにルーティングするトラフィックの量を変更できます。
地理的近接性ルーティング - Amazon Route 53
位置情報ルーティングでは、ユーザの地理的場所、地理的近接性ルーティングでは、ユーザとリソースの地理的場所... どういうことなんでしょうか。 実験をしてみました。
位置情報ルーティング(Geolocation Routing)
位置情報ルーティングでは、作成時にDNS クエリの発信元の場所を選択できます。

東京リージョン(ap-northeast-1)とムンバイリージョン(ap-south-1)にEC2インスタンスをたてました。そのIPアドレスを位置情報ルーティングを設定します。 場所をそれぞれ日本、インドに設定しました。 IPv4は使用せず、IPv6のみ使用しているのでAAAAレコードを設定しています。

この状態で様々な場所からdigコマンドを実行してどちらのipアドレスを返すか調べてみましょう。
東京リージョン

ムンバイリージョン

それぞれのリージョンのIPアドレスを返してますね。ではこの状態でオレゴンリージョンでdigを実行したらどうなるでしょうか。
オレゴンリージョン

ANSWER 0 とあるのでIPを拾えてないですね。
こんなこともできます。
オレゴンリージョンからアクセスしたとき ムンバイリージョンのレコードを返す。
ムンバイリージョンからアクセスしたとき東京リージョンのレコードを返す。

オレゴンリージョンでdig

ムンバイリージョンでdig

地理的近接性ルーティング (Geoproximity Routing)
ユーザーとリソースの地理的場所に基づいてリソースのトラフィックをルーティングということです。
エンドポイントのロケーションタイプで座標(緯度軽度)、AWSローカルゾーングループ、AWSリージョンが選択できます。今回はAWSリージョンを選択しました。


今回は東京リージョン(ap-northeast-1)とソウルリージョン(ap-east-2)にEC2インスタンスをたてて、パラメータを変えたときに大阪リージョン(ap-northeast-2)でdigを実行したときどう変化するか実験してみます。
バイアス値デフォルト(=0)の場合

東京リージョンのIPを返しています。
バイアス値を東京リージョンで-99、ソウルリージョンで99を設定した場合


大阪リージョンでdigを実行するとソウルリージョンのIPを返しています。